2012年11月12日月曜日

波高をデジタル化!?

いやぁ、ご無沙汰して申し訳ありません。

色々と大人の事情がありまして・・・(笑)


謎の青く光るLED付きアルミ筐体と、開発用のマイコンボード+ブレッドボード・・・

アナログで出てくる放射線のパルスをデジタル変換中です。


100μSくらいの、ヘロヘロパルス(苦笑)を生成して、3μSくらいでサンプリングしています。

3万円で購入したデジタルオシロは大活躍中ですね。

しかし、3μSはかなり高速で、ソフトを入れ込むのに苦戦しています。

裏では、USB通信やら、表示器への表示なんぞもやっているので、ちょっとタイミングを変えるだけで、グダグダっとなります。


さて、肝心の性能ですが・・・まだ書けません。w

   申し訳ありません。m(_ _)m

もう2インチのシンチでも搭載したくなってきました。今は試験なので、1cmですけど・・・

でも高価なんですよねぇ・・・


やっぱり、放射線絡みはトレードオフな部分が必ず出てきます。

でも、安価で手軽に多くの人に測ってもらいたいし。


という事で、開発はジワジワとやってます!

ソフトMCAを使うなら、ある程度出来てますので、キット&評価したい方は連絡ください。
台数が集まれば、サクっと基板作ります。

       ↑
 前から言ってるのに、誰からも連絡なし!

GX-ZERO-1のバージョンアップは止まってますけど、出荷するたびに「GM管の安心感」に浸れます。


  「フォトダイオードと秋の空」 って感じでしょうか。


意味不明。

2012年10月24日水曜日

浜ホトS12425-10(X)でスペクトル

ご無沙汰して申し訳ありません。

開発中というのは、ネタがあり過ぎて書けないものですね。

取り合えず、浜ホトS12425-10(X)を使用して、簡単なスペクトルを出してみました。


S6775+CsIと比べると、なんだかS6775の方の分解能が良い気もします。


あぁ、両方とも下の方のノイズも拾ってますので、気にしないでください。較正も適当です。

まぁ、計測時間も違いますし、センサーとの距離もS6775の方が近いので、なんとも言えませんが。

シンチとPDをくっつける手間が無くなるので、そこは良いですけど。

ついでに、アメリシウムの低エネルギーが計測できるか、こっちはちょっと真剣に較正して計測してみました。


紺色の部分はBGで、灰色の部分がアメリシウム(カウント君使用)のスペクトルです。

丁度60KeVのところにピークが出ています。(太いですけど・・・)

PD+シンチだと150KeVが限界との噂もありましたが、意外と計測できるものです。

オシロで見ても、明らかにノイズより高いピークが出ているので、ノイズフィルタの閾値をそこまで上げる必要もない気がするのですが、他に事情があるんでしょうか。


と言いながら、PD+シンチの振動ノイズは半端じゃありません!

センサー部のヘッドはプローブ式にしてあるのですが、コツンと叩けば、ビヨーーーーンとパルスが出ちゃいます。

これはもう、H/Wの回路だけでは何ともなりません。(私レベルでは)

回路上のノイズを除去しても、遮光やアース、振動の方のファクターが多過ぎです。

遮光は半端なく、ちょっとでも可視光が入ると、計測不可能です。

銅箔がハンダも付くので、良いかと思いきや、遮光性はダメダメで、最終的には、やっぱりアルミですね。

という事で、方針を変更中です。

やっぱり、マイコンでA/D変換して、ノイズをフィルタリング後、デジタル出力する方が自分の土俵であると気が付きました。

高線量下で追いつくかどうかですが、数秒遅れてもそんなに影響はないと考えてます。

ただし、大きなノイズを除去した時には、その時に発生した放射線は取りこぼすんでしょうね。


放射線の測定では、トレードオフになる項目が多過ぎます。

厚生労働省の「Ge半導体によるγ線スペクトロメトリー」という文献を教えて頂いたので、サク読みしましたが、ある意味すごいです。

計測前にオシロを見て、時定数やらポールゼロの調整をしてから、計測するという手順で、間違いない方法ではありますけど、普通の人間には無理です。

色々な意味で、オートキャリブレーションの機能は必要です。

さて、マイコンですが、3.3V駆動なので、これまた頭が痛いです。(笑)

GXはリチウムで動作させていますが、もう1系統電源が必要という事ですね。

GM管用の昇圧回路は使えませんし・・・

取り合えず、電池は置いといて、実証実験といきます。


2012年10月17日水曜日

浜ホトのS12425-10(X)が届きました。

浜ホトさんが、新しいピンフォト+CsI(T)モジュールを出した(というかまだX品番なので試作型番なんですが)ので、注文しておいたら、忘れた頃に届きました。


1個¥8,000.-ほどしますが、以前はピンフォトだけで、それくらいしましたから、安くなった方だと思います。

厳重に真空パックされて、プラケースに入ってやってきました。



左が、浜ホトさんのS12425-10(X)で、右はファーストセンサ社のものです。

S12425-10(X)の方が体積にして20%くらい大きい感じですね。

性能は・・・


流石に、今日来たばっかりで、試してません。(笑)

高価なものですから、ハンダ付けするのも、ちょっとした勇気が要ります。

     ↑

  意外と小心者なので。w

で、測定器の方はどうなった?


  もう直ぐ報告できそうです。



現段階では、すごいフレキシブルで、シンチも1cmのものから、1インチ以上まで対応する予定です。

1cm角でも、大きなGM管よりカウントは稼げますし、スペクトルも1時間くらいで出てくる感じですかね。

ノイズ対策は、専門家に任せる事にしました。私の知識と経験を超えましたもので。(苦笑)

これで、ソフトに専念できます。


まずは、ベクモニ+計測器のセットで評価版を出しますか。先着20名様くらいで。w

2012年10月13日土曜日

取り合えずスペクトル

ご無沙汰しています。

とりあえず、スペクトル出ました。


めちゃくちゃ簡易的な校正で、「福島の土壌」を、さくっと40分くらい計測してみました。

Cs-134、Cs-137、K-40のピークが見れますね。(ピークというほどでもないですけど)

もちろん、相変わらず遮蔽箱なしです。(笑)

何となく、1個目のトンネルは抜けた感じでしょうか・・・

まぁ、ハンダでヤケドするは、LEDが飛ぶは、電池は熱くなるは、とアホみたいな状態でしたけど、出てみると、何だかなぁ・・・という感じでしょうか。

これをベースに、色々な構想がありますので、随時報告します。


自分で全部やってみないと気が済まないという性格は、商売には向いてないですね。(涙)

でも、全部理解してないところからモノを買うより、わかってるとこから買った方が安心ですよね?

さて、これからだ・・・寝ます。w

2012年10月6日土曜日

Csi+PD その後・・・

ご無沙汰しております。

相変わらず、CsI+PDと戦っています。

アナログオシロじゃ、何ともならないことに気が付きまして・・・(爆)

何だかんだとチェックしてたら、何とLEDが破裂するという、初めての体験も。(笑)

ボツにしたFETは数知れず・・・ピンフォトに直付けする時にヤケド・・・乙。


只今、ノイズと戦っております。S/N比(信号とノイズの比率)を高くしないと、低エネルギーの放射線とノイズの区別が付かなくなってしまいます。

まぁ、限界はありますが、100KeVくらいは見れるようにしたいですね。

しかし、オペアンプも死ぬほど種類がありますし、回路構成も死ぬほどあります。

調べれば調べるほど、オーディオの世界になっていきます。


最近気が付いたのは、筐体内部の配線、外に出す信号ケーブル、全てシールドしないとダメですね。

ギターアンプやギターシールドケーブルの「オカルト的」な部分と似てきました。w

昔、エフェクターを作った時に、空中配線の方がノイズが少なかったのも思い出しました。

現時点では、ネタばらしできませんが、面白いものが出来そうです。


  まだ、他の製品は買わない方が良いですよ!


ちゃんと、温度補償もしますから。

あとは、・・・・・ 秘密です。w


「超音波モジュール」が出来上がってきました。


右側のコネクタがUSBミニBですから、かなり小さい事がわかります。

これは、評価モジュールで、パソコンから超音波でデータ送信が可能です。

もちろん、TTLレベルでの接続もできますから、マイコンからも送信可能ですね。

Android、iPhoneのAPIもセットになっています。
(iPhone5 でも動作可能です)

これで、iPhoneも「近接通信」が激安で可能になります。もう3GやWiFiを使わなくても良いんです!

開発キットは数千円ですが、実際に量産となれば、数百円も可能でしょう。(量によりますけど)

アイデア次第で、夢は広がりますぞ。

2012年9月26日水曜日

久しぶりにオシロスコープ登場

アナログの回路を検証するのに、流石にテスターでは無理なので、この方の登場です。


電源が入るか不安だったんですが・・・ん? と思ったら大丈夫でした。

何せ、ブラウン管です。40MHzの2chですが、まぁ、大丈夫でしょう・・・(?)

先日の部品はまだ届かなかったので、試作品回路の目視チェックと、オシロの動作確認だけしておきました。

4箇所くらい配線抜けがありましたね。← 自慢するところじゃない!


   私、ソフト屋ですから!

という事で、部品が来るまで、別件の見積りと、サイネージのデジタルコンテンツ作りをします。

        ↑
     何でも屋である事に要注意。

と書きながら、家の洗濯機が故障したので、今から帰って修理します。(爆笑)

「マルバー」という極悪非道な海外製の洗濯機が、水漏れしてたので、原因を突き止めたら、給水菅部分の経年劣化でした。

昨日パテ埋めして、今日は自己融着テープを巻いて様子見です。

念の為、ホームセンターで取替えできそうな部品も買ってきました。
(シンチ用のシールテープ、アルミテープを買いに行ったついでです)


あぁ、また関係ない話しになってしもた。

明日は、基板に火を入れるんですが・・・怖いなぁ。せめて放射線の波形だけでも出て欲しいです。

昔、計測中に短絡して、コンデンサ爆発事件もありましたから。


2012年9月25日火曜日

試作基板・・・部品漏れ(涙)

今日、取り合えず簡単な動作確認まで行くつもりだったんですが・・・

  何と、コンデンサがありません!

注文し忘れたみたいです。トホホ。


まぁ、ピークホールドの部分の注文もしていなかったので、急遽一緒に頼みました。

注文しておいて、実装したら、0.1μFのパスコンが無くなったというオチまでありましたが・・・

まぁ、会社のどこかに落ちているでしょう。

しかし、ユニバーサルのハンダ付けは疲れますね。w

ここから先は、ブレッドボードで実験してから実装します。


こんな感じのパルスが目標なんですが。(アンダーシュートも除去したい)

放射線のピークを引っ張る波形じゃないと、PCやマイコン、iPadでのサンプリングが厳しいでしょうから。

ああ、書き過ぎました。ここから先のネタは、出来上がってからにします。

CsIとピンフォトダイオード試作開始!

シンチレーターとピンフォトダイオードを使った、食料品計測用の試作を始めました。


上の写真の、真ん中が、First Sensor社のシンチ付きピンフォトダイオードで、右が定番の浜ホトさんのS6775です。

左は、センサーのヘッドアンプを接続する為のただのUSBコネクタです。w



やっと部品の手配が出来たので、ケースに合わせてユニバーサル基板をカットし、電源部分だけ実装しました。

  そうです。手実装です!

本来ならば、基板を作ってしまうのですが、放射線のパルスを最適化するのに、まずはこれをやって、オシロで波形を確認します。

キモは、電源、ノイズと波形ですから、適当に組み上げて、地味に調整します。

まずは、「ベクモニ」というフリーのMCAソフトで定量化可能な状態にして、マイコンでもスペクトル解析する段取りですね。


しかし、久しぶりの配線で、目が疲れます。歳ですね。(涙)

ただでさえパソコンの見過ぎなのに・・・ううっ。

今日は、写真からもうちょっと進んで、電源の部分までは実装できました。

明日(今日?)は、オペアンプの部分を慎重に実装します。

その次は、ヘッドアンプとパルス成形と、ピークホールドの部分です・・・意味不明ですね。

その先に、やっとGXの出番になります。トホホ。


しかし、小型の遮蔽箱は出来上がった模様でして、急がねばなりません。

なんでここまで時間が掛かるか・・・そこは難しい放射線の問題ですから、調べるだけで大変です。

GM管での遮蔽や、計測の経験が役にたちました。

もうちょっとなので、頑張ります!

2012年9月16日日曜日

セシウム数十ベクレルの世界

さてさて、セシウム(Cs134、Cs134)が食品に含まれる、数十ベクレルの世界とはどんなもんでしょうか。

このあたりのサイト がとても分かり易いです。

簡単にスペクトルを見ると言っても、簡単じゃありません。

カリウム中に含まれるカリウム40(K-40)を多く含む食品だと、また厄介です。

ここの写真 にもありますが、K-40があると、セシウムのところにもピークが現れます。

これは、コンプトン散乱と言って、通常はγ線が電子に変化して検知できるわけですが、電子に変化する時に、また光が散乱して、これも検知してしまう という現象です。

散乱した時のエネルギーは、低くなりますので、計測したい物質の放射線エネルギーより、低い部分に出てしまいます。

K-40は、1400から1510KeVと高いエネルギーなので、コンプトンはその下の方(450から850KeV)に出ます。

これが、Cs-134、Cs-137のエネルギー帯と重なるわけですね。


鉛も放射線を出すのですが、セシウムよりエネルギー帯が低いので、遮蔽箱として使用しても、ある程度無視できます。


と、まぁシンチレーターとセンサーを組み合わせると、色々な要因があるので、頭が痛くなってくるわけです。

あと、周囲の温度でもセンサーの特性が変化しますから、これも考慮せねばなりません。

GX-ZERO-1で温度計を内蔵して、GM管の特性変化を見ましたが、変化はありませんでした。

シンチレーターを使う場合は、確実に温度の影響はあるでしょう。

という事で、「温度補償機能」は搭載せねばなりません。

K-40のコンプトンを差し引く「スピルオーバコレクション」という処理も必要でしょう。


こういう面倒な事を内部で行いながら、見た目は簡単にする・・・これが消費者ニーズですね。

    言うが易し、横山やすし・・・    古っ!

それにしても時間がありません。(涙)

2012年9月15日土曜日

シンチレックスについて・・・

ご無沙汰しています。すみません。

相変わらず、シンチ+PDと格闘しているわけですが・・・

 シンチレックスはどうなったんでしょう?

まぁ、プラスティックシンチが安くなるという事なので微妙である事は間違いないですけど。
9月末に何がしかの形で販売とのニュースはありましたが、これといって目新しいものはないですし。

シンチレーターに関しては、このあたり が分かり易いでしょうか。

大きなシンチとホトマルのような光電子倍増菅を使うのが、一番感度は良いのですが、高いです。

びっくりするほど、高いです。

しかし、1インチ四方のシンチ+1cm四方のピンフォトダイオードでも、3万円くらいします。

色々と考えて、評価すればするほど、トレードオフしなくちゃいけない項目が多いですねぇ。

まぁ、このくらいの時期になると、世界中から新しい商品が出てきますから、何か特徴も出したいのですが、私が考えると「時期尚早」となる事が多い(笑)ので、慎重になってます。

もうちょとなんですけどね・・・

2012年9月11日火曜日

シンチレーター方式はβ線を拾わない?

一般的に、「シンチレーター方式はβ線を拾わないから正確」なんていう、都市伝説のような話しがまかり通っているみたいですが・・・


  β線も拾います。


結局、GM管と同じで、遮蔽してやらないとダメですね。

オマケに「遮光」もしないと、普通の可視光も拾って、とんでもない事になります。

オマケに温度特性があるので、寒いところ、暑いところでは値が変化します。

オマケにフォトダイオードに高線量の放射線が入ると、劣化してしまいます。

オマケに電磁波のあるところでも誤動作します。

あと、シンチレーター方式では、「エネルギー補償」してない安価なものは、GM管方式と同じで、カウントを拾っているだけですから、正確な「μSv値」は得られません。

「エネルギー補償」とは、簡単に説明すると、放射線の出すエネルギーに応じて、身体に影響があるものに重みを持たせて算出するという事です。


ってな事で、GM管で苦労した事で、シンチに移行しても放射線に関しての勉強は無駄にならないわけで、良かったです。

とか言いながら、メリットも大きいわけで、GM管に比べて、「核種判別」とが可能になります。

総合的に考えると、「食料品を安価に計測する」という目的には合いますね。

さて、GX-ZERO-1が更なる進化を遂げるんでしょうか!


  乞うご期待!?

2012年9月8日土曜日

浜ホトさんが新しいセンサを出す模様

えー、最近メインのもっともやりたくない仕事(笑)の合間を見て調査しているのが、PD(ピンフォトダイオード)+シンチなんですが・・・

浜ホトさんが、新しい「PD+シンチのセンサ」を出す模様で、手配中です。

まだ末尾が「X」型番なので、試作的な位置付けにあるみたいですね。

以前からPDはあるのですが、高価で、CsI(TI)のシンチを自分で付けなくてはいけなかったんですが、これを改良したみたいです。


という事で1年ぶりに、PD+シンチの情報収集しているんですが、何の為でしょう。

やっぱり「食品の検査」ですね。

もちろん1次スクリーニング用ですけど・・・

大きなシンチレーター+光倍増菅っていうのが一番良いのはわかるんですが、高過ぎです。

ベクモニ というフリーのスペクトル解析ソフトがあるので、これが上手く使えれば、エンドユーザーはかなり安価に食料品の測定が出来ると考えます。

まぁ、そんな簡単にはできないんで、私的には、GX-ZERO-1の画面で軽く出したいんですが・・・

その前に、システムの全体の構想とお絵描きがなかなか難しいです。

 ・性能
 ・機能
 ・価格

三つ巴のトレードオフです。

回路もノイズとの戦いになりそうで・・・以前静電気と戦った事はあるのですが、ノイズは内部要因も絡むので、部品の選定から気を使わなくてはなりません。

前も書きましたが、GM管でもある程度、定量化できる事はわかったんですが、


  セシウムが見つかりました!


と言えないので、ここが問題なんですね。一般の方々には。

セシウム以外の放射性物質が含まれていても、「それは今まででも同じだから良い」的な感じです。

何とか一歩ずつ前に進もうと思います。 ふぅ。

2012年9月4日火曜日

食料品測定への挑戦

ご無沙汰しています。ベクレルモニタのソフト開発がひと段落したんですが、色々と課題もみつかりました。

GM管でそこそこの測定値は出ます。

しかしながら、イマイチお客さんの「不信感」が残るんですよね。

放射性物質が含まれている事が分かっても、「核種」が分からないからです。


という事で、急遽、PINフォトダイオード+シンチレーター+遮蔽箱+GX-ZERO-1+ベクモニという構成で、安価でビックリするような装置を練っています。

体積線源も色々あるので、皆さんの壁を一気に越えようと思っています。

           ↑

     皆さんって誰だよっ!


まぁ、もともとGM菅+シンチという構成なんかも構想にありましたし、1年も経てば、空間線量にも慣れて、測らなくなってしまうであろう という予想もありました。


   実際はダメなんですけどね。日本人の悪い癖です。


PINフォト+シンチでの計測評価はOKです。

ただ、GM管に比べて、色々と気を使うところは多いです。

さて、GX-ZERO-1の小さな画面に、Cs134、Cs137の周りのスペクトルを出しますか!


とか言いながら、GXの内部にマイカ窓のGM管を内蔵する企画や、GM管2系統接続企画なんかもあったりして、だんだんマニアックになってきます。


  はい、もう充分マニアックです。


という事で、最近気になっているものは・・・


  テレビにぶっ挿してAndroid

  Mac mini

Mac mini はインテルプロセッサなんで、WindowsとOS Xの両方を動かせます。
ディスプレイもWindowsのものがそのまま使えますし。(DVI入力がベストです)

HDMI入力が付いてるTVがモニターになったりしますから、家のでかいTVで開発してたりする事も可能ですが、家族からブーイングは間違いないです。

まぁ、iPhoneアプリの開発環境を動かす為だけなんですけど・・・w

こう見えて、昔々はMac使いだったんです。Windowsが洗練されてない時代ですけどね。

また余談になってしまいました。

2012年9月2日日曜日

超音波通信モジュール

超音波通信モジュールが出来たという事で、福井県のシステムデザインさんに行ってまいりました。



4cm×2cmという小型で、見事にiPhoneと通信できます。

このモジュールは組み込み向けで、電源と通信ライン(TTL)を繋げば、iPhone側のアプリにデータを送信する事が可能です。

もうひとつは、GX-ZERO-1と同じCPUを利用して、「双方向」の通信が出来るタイプですが、これの量産はもうちょっと先ですが、動作してるものを見てきましたが、すばらしいですね。

1mから2mくらいの距離で約250バイト/秒のデータ通信ができるので、非接触という使い方なら、完璧です。

iPhone5がもう直ぐ発売されますが、RFID(フェリカチップ)の搭載はまず無いでしょう。

WiFiと4Gでなんとかなる・・・とは思えないですから、キラーモジュールになる可能性が高く、何だかワクワクします。

GXが進化したら、GXからiPadにエネルギーデータを送ると、iPad上でスペクトルが見れる なんて事も近そうです。

まぁ、放射線測定器以外でも、色々と使い道はあるでしょう。

現場のメンテナンスにiPadを持って行って・・・・とか。

新しい「モノ」に触れると楽しくなりますね。


全然話しは変わりますが、楽天の店で、夜9時から家具のセールを行ってます♪

はっきり言って、「安い」です。是非お立ち寄りくださいませ♪


って、完全に放射線測定器はおいていかれてますが・・・今ならポイント10倍です!

と、たまには営業、営業 と。

2012年8月29日水曜日

奄美大島のバナナを計測

カミさんの実家の奄美で捕れたバナナをもらったので、食べる前にベクレルモードで計測してみました。

「未検出」・・・K-40を検出したかったのですが・・・と思ったらK-40を差し引くパラメータが設定してありました。

ついでなので、β線検出効率を上げて、両方で計測してみる事に。


SBM-20の「むき出しバージョン」です。

これで30分計測開始。もちろん遮蔽箱なんぞ無しです。w


165ベクレル±145.76   検出限界は389.53 という事で、こんなもんでしょう。

改めて、これはワザとK-40を計測した という事です。

30分ですし、重量もいい加減です。


K-40の検索ソフトでは、109Bq/Kqで、γ+βだと、この値そのままが含有量となります。

γ線だけだと、この値に10.3%を掛けてやる必要があります。

K-40はβ線が80.7%ですから、GM管使った方が検出し易いんですが、これが邪魔するのも確かです。

やっぱ、GM管+シンチですかねぇ・・・

いや、GM菅で、K-40以外の身体に害のある放射線をβ、γ両方で計算した方が・・・

無理があるかな。


2012年8月26日日曜日

大垣でOgaki Meeting

お付き合いのある会社が、大垣のソフトピアジャパンで行われた、「Ogaki Meeting」に出店するという事で、ちょっと出掛けてきました。

お題は、「GM管で宇宙線を計測」でした。



中華製のGM管J408γの3本使いです。
通称「チャイナソーセージ」と言われてますが、やっぱりでかいですね~。

下はSBM-20の3本使い+ルネサスの「がじぇっと」が見えます。
ルネサスの「がじぇっと」は、プログラムがクラウドベースで簡単に作れるマイコンボードです。

「Arduino」とも互換性があるという事ですが・・・「Arduino」のボードを買えば良いのでは? と思ってしまいます。(笑)

まぁ、「桜柄」というところが日本製っぽくて、嫌いじゃないです。



「宇宙線」=「2本のGM管が同時に検出した時」だそうで、突き詰めると結構面白そうです。

同時に検出した時に小型のサーボを駆動して、手前の「ネコじゃらし」みたいな棒がパタンと倒れて、タッチパッドに先が触れて、地球の画像が現れる という楽しそうな事をやってました。

こういう「動くモノ」は面白いですねぇ。


そう言えば、隣のブースでオネーさんが「ポケットガイガー」を売ってました。

線源は「福島の土」だそうで、日立アロカと比べて1.5μSv/hでそんなに違いがないですよ♪


   って、そんな線源、法令違反ですから!

ありゃ、間違いなく10,000ベクレル超えてます。
大人げないので、突っ込みませんでしたが、流石にこちらの人間は放射線に対して無頓着です。

普通に「へぇへぇ」言ってるだけでしたから・・・

たまには、こういう「こじんまりした展示会」も面白いです。

ミニスカで香水の臭いがプンプンするおねーさんが居る大きな展示会は、どうも気が散ります。
        
       ↑

   私だけですか・・・w

2012年8月25日土曜日

GM管で章句良品のベクレル測定

食料品のベクレル測定用のソフトを書いています。

センサーがGM管なだけで、結構ソフトに関しては本格的です。

画面は(いつも通り汚いですが)試料測定20分を開始して、残り1分51秒になった時のものです。



完了すると、音が鳴って結果が出ます。




会社でBGを60分計測して、家でBGを20分測定したものなので、「不検出」になってOKなんですが、この逆だと数ベクレルの表示になります。

誤差は3σで、DLと表示されているところは、「検出限界」です。

分かる人じゃないと、分からないですね。

まだ、校正もしていないですし、GM管はSBM-20が1本です。

しかし、バカにするなかれ、時間を掛ければ「危険」なものは分かります。(笑)

たぶん、100ベクレルくらいなら行けるかも知れません。

もう少し落ち着いたら、色々ご紹介します。


2012年8月23日木曜日

GM管の数え落しの件

GM管の「不感時間」による、数え落しの件を計算してみましたが・・・

LND-7313の不感時間は40nSなので、20,000CPMを示したとしても、取りこぼしは約270CPM値となりました。

計算式 必要ですか? (笑)

 ・CPSにする
 ・1秒間で取りこぼす値を求める
 ・CPSから逆算する

ってな具合ですので、皆さん自分で計算してください。

20000CPMといえば、約50μSv/h超えですから、相当な高線量でないと取りこぼしは起きないという事にもなりました。


LND-7317とLND-7313では、何が違うのか・・・

形は違います。マイカの厚みも若干違います。


β線込み込みで計測すると、ちょっとした距離で変わってきますから、比較するのが難しいです。

β遮蔽して計測すれば良いんですが・・・差が出るまでγ線を放出する線源は手元にありません。

さて、ベクレル計算に戻ります。


2012年8月20日月曜日

放射線取扱主任者試験

放射線取扱主任者試験の日が近いですが、皆さん頑張って勉強してますか!?

試験を受ける方、頑張ってください。


という事で、問題集を頂きまして、一日一問のペース(笑)で読んでます。
来年、気が向いたら受けてみます。

  はっきり言って、難しいです。

って言うか、設問が多くて広いという感じでしょうか・・・

今日、たまたま見てて、偶然「GM菅の不感時間」の計算式に目が止まりました。

問題集では、200nS(2/10000秒)となっていましたが、LND-7313の高線量域のカウント数がInspectorより少ない現象を思い出しました。

正直、「不感時間の取りこぼし」の補間はしてません。

もしかしたら、InspectorのS/Wでは、補間しているのではないか・・・

という事で、今度「不感時間の補間」を入れて確認してみようと思います。

LND-7313の不感時間は40nSですが、可能性は充分ありますね。

(お客様から頂いた実測データがありますので、計算で確認できるかと)


で、オマケ画像ですが、中華製極小GM菅の登場です。



試験用のボロボロSBM-20と比べると、大きさが分かります。(ワニ口クリップの方で分かりますか・・・)

で、早速GXと繋いだら・・・バックグランドで20CPM程度・・・ほぼSBM-20と同じ・・・嘘っぽい。

で、アルミ遮蔽をしようと思っても小さ過ぎて、適当なものはなし。

思いついたのは、「アルミホイール」。速攻で3mm程度の遮蔽は完了。(笑)

いつもの「福島自然線源」を計測してみれば、0.23μSv/h・・・普通ですね。

Cs-137線源でも普通でした。


  こいつは面白い!

と思って、しばらく放置・・・突然カウントが上がらなくなりました。乙。

アルミホイールでショートしたのか・・・いや、触っていないと思うんですが。(^^;

今日は時間が無いので、そのまま終了。

因みに、もう一本つないでみましたが、これは最初から完全に不良品で、「ピーーーー」です。

うむぅ。流石中華品質。 いや、ロシア品質も同じですが。(苦笑)

2012年8月18日土曜日

食品中のK-40含有量検索ソフト公開

食品中のK-40含有量検索ソフトが公開されました。

デイリー bcpJP からFUIJapanさんのページに飛ぶとダウンロードできます。


  どフリーです!(笑)


シリアル通信にて、計測器に選択した食品のK-40のBq/Kg値を送信する事も可能です。

プロトコルが知りたい方は、連絡してください。気分次第でお教えします。

        ↑

   一度言ってみたかっただけです。


それより、GXのベクレル係数を決めないといけないんですが、結構難しいです。

単純に差分のCPM値に係数を掛けただけでは、かなり無理があるので、ちょっと作り込みが必要になってきました。

やっぱり、β線を使ってベクレル測定をしたいですねぇ。

K-40はβ線で計測した方が検知し易いですから、今回のソフトのBq/Kg値をβ線用にすれば、差し引く事ができます。

そもそも ベクレル値=1秒間の崩壊数(壊変数) という定義ですから、β崩壊してγ崩壊する放射性物質でβ線は無視しても良いんでしょうか・・・

まぁ、これは放射線をカウントする事しかできないGM菅方式から見た見解で、スペクトルを見るタイプでは定量化するアルゴリズムが入っているはずです。

ウクライナでは、このあたりが確立されている模様ですので、ちょっと調べてみましょう。


以前、我々のような「おっさん」は、多少のセシウムが含まれていても関係ない と書いた事もありましたが、こんな事を言われました。

  「おっさん達が平気で食べるから、子供も食べる。」

なるほどです。「おっさん」であるから注意しなければならん という事にもなります。

現在のところ、流通品を計測しても、殆ど検出されないんですけど・・・


    災難は、忘れた頃にやってくる! きっとクル!


という事も頭に入れておいたほうが良いです。

STM32 変数が化けるの巻・・・機能追加

いやぁ、参りました。

機能追加を繰り返して、動作したと思ったら、まったく関係ないところが動かなくなるという、摩訶不思議な現象に遭遇。

色々調べたら、画面タスク内の変数が途中で化けてる・・・

最初はリアルタイムOSのスタックのあたりか?  と色々試してみるも現象は同じ。

昔、ネットで遭遇した覚えはあるものの、そんなページ覚えてもいないし、ブックマークもしていない。記憶する脳みそも持っていない。

こんな時は、スタート地点に戻るのが一番。

画面タスク(別ファイル)で定義してある変数を、main.c に持っていって、外部参照にしてみる。


   無事、解決。


volatileという修飾子も付いているので、最適化されてるわけでもない・・・コンパイラかリンカーのオプションが足りないかな。

まぁ、理屈はあっているのでオッケーとしてしまいました。
たぶん、ある一定量の変数を超えると、こういう現象になるんでしょう。このコンパイラは。

歳をとると、深く追求しません。(笑)


  何の事かさっぱり分かりませんよね?

ただのメモ書きと思ってください。すみません。


という事で、GX-ZERO-1のBG履歴から、一行づつ削除する機能を追加しました。
(相変わらず汚い写真ですが・・・乙)


今までは、全消去でしたから、長いBGを測定した時と、高線量を計測した時の累計が混在して、平均値が平均値でない状態になっていたので、改修しました。

5時間くらいのバックグランドを計測したデータが消えるのは虚しいですよね?
             ↑
      最近実感したという愚か者です。

もうちょっと試験してからリリースします。

食料品検査用のソフトも、かなり優秀になってきました。

しかし、GM菅で食料品を検査するなら、β線も入れて検査したいですねぇ。

こんな事書いたら、学者さん達に叩かれそうです。

   エネルギーを見ないと核種が分からないでしょ!

ってね。

結局カリウム40だけを省いてやれば、食べたら有害な放射性物質が含まれているかは分かるはずで・・・

セシウムであろうが、トリウムであろうが、ラジウムであろうが、食べたらあきまへん。

カリウム40は、β線を放出してカルシウム40になります。(89.3%)
で、γ線を出してアルゴン40になります。(10.7%)

エネルギーは、約1000KeV。セシウム137のエネルギーは662KeV。

試料中のカリウムの量が分かれば、カリウム40の量も分かります。

という特性を利用すれば、何とかなりそうなんですが、論文が書けそうになります。

まぁ、色々頑張ってみます。

2012年8月16日木曜日

BG測定履歴を改造中

まったくもって暑いし、雨は降るし、盆休みなのか通常なのか、さっぱり分からず・・・

  お墓参りだけは行ってきました。

ご先祖様は大切にしないといけません。     と「おっさま」(寺の坊主)に言われてますから。

Windows2008R2へのマスタードメインの移行処理は、苦労して終わりましたが、クライアントが、お逝きになった以前のドメインのSIDのままログインしている為、再度ドメインに参加し直さないといけません。

これを簡単にやると、Windowsのプロファイルが変わってしまい、デスクトップ環境やら、マイドキュメントやらがまったく他人の画面になってしまうので、まずいわけで・・・

要するに「面倒な仕事」であることは再認識した次第です。はい。

全国の「シスアド」の皆さん、ご苦労様です。


という事で、夜中仕事は、相変わらずガイガーです。(苦笑)

今手を加えてるのは、BGの履歴を選択して、削除する機能です。



カーソルの移動と画面のスクロールまではできたんですが、中で持ってるデータの並びと画面の並びが逆なので、ちょっと頭を整理しないと、グチャグチャになってしまいます。

さて、明日の高校野球が終わるくらいまでに何とかなるんでしょうか・・・

2012年8月9日木曜日

システム屋と盆休み

気が付けば、お盆休みですか・・・


  我々には、まったく関係ありません。(涙)


この時期に打ち合わせをすれば、「休み明けまでに、何がし」とか「盆休み中に何がし」という内容ばかりです。

と思っていたら・・・お客さんのFAXサーバーとして使っているPCがお逝きになり、復旧作業。乙。

発注業務で使っているので、あると便利な奴ですが、なくなると事務の方は大変です。

さっき、やっと回復しました。このデジタルな時代に、FAXだけはアナログ回線・・・

  こいつは、地デジ並みに全世界で対応しないと、永久にアナログです。


ってな事で、休み中のWinodws2008R2サーバーのプライマリドメインの構築準備と重なって、ガイガーには触れませんでした。

ああ、でも関西方面の業者さんから、販売代理店の打診はありました。

  簡単に売れるものでも、売れる時期でもありませんが・・・

              ↑
        こういう態度がダメなんですね。

  バンバン売ってください!


東北方面に旅行に行くなら、1台ガイガーカウンターを持っていくのも良いと思います。

「安全か、安全でないか」という判断は、もう主観的な状態になっていますから、自分で体感するしかないでしょう。


  ネット上で表現するなら    Σ( ̄Д ̄;)がーんっ!   かも知れません。


しかし、数時間おきに、マイコンとサーバーを交互に触っていると、頭がおかしくなってきますね。

言語も、C、C++、C#、Java、HTML、CSS・・・日本語を忘れそうですが、ブログ書いてるおかげで、まだ大丈夫みたいです。


どーでもよい話しでした。すみません。

2012年8月8日水曜日

ファームウエアを更新しました。

ファームウェアを更新しましたので、お知らせです。

メーカーダウンロードサイト から更新してください。(Ver.1.1.6が最新です)

更新内容は、

 ・リアルタイム画面でCPSとCPMの切り替え表示
  
   左ボタンを押すと切り替わります。
   長押しすると設定画面に入ってしまいますので、ご注意ください。
   尚、設定画面になって、戻った時は強制的にCPM表示となります。

 ・設定画面 ---> その他表示画面の不具合改修

となります。

標準搭載のGM菅(SBM-20)では、少ないCPS値となりますが、何かと便利な数値であると思われます。

因みに、

  CPM: Count Per Minute
  CPS: Count Per Second

で、両方とも設定された時定数での平均値となっております。

近々、またバージョンアップするかも知れません。(日程は未定ですが・・・)

どうも、中華製GM菅(J408γ)の校正をしていると、μSv/h値の傾きがおかしいので、変換式を変えようと思っています。


   μSv/h値 = a*CPM値 + b


という一次関数式で補正してあげないと、高線量域が上がりきらない模様です。

今もこれに近いアルゴリズムになってはいるのですが、ちょっと見直したくなりました。

まぁ、GM菅が大きいので、どの位置が一番感度が良いのかも良くわらかないんですけど・・・


GM菅のγ線検出効率は、シンチに比べたら良くないので、あまりこだわっても意味があるかどうかわかりませんが。

単なる「自己満足」なのかも知れません。


ファーム更新中・・・CPS表示

えー、恥ずかしい事にBUGが見つかってしまいました。

設定画面の「その他表示」画面で、下ボタンを押すと画面がくずれます。

  大変、申し訳ありません。

まぁ、なかなか気が付かない部分ですが、「カリウムの食品表示」をして発覚しました。

という事で、改修したファームを上げますが、ついでに「CPS表示切替」機能を搭載します。


って一応、実装はしたんですが・・・流石にSBM-20ですから、こんなもんです。(涙)

操作方法は、リアルタイム計測画面の時に、左ボタンを軽く押すとCPS、CPMと交互に切り替わります。

CPSは一秒間の崩壊数という意味にもなりますかた、上の写真では3.0ベクレルの放射能を感知した という事になります。

もう少し試験してアップします。

2012年8月6日月曜日

カリウム40のデータベース化と本体との通信

いやぁ、オリンピックで寝不足 & 放射線測定器の開発は休みと夜中・・・

昼間はメインのソフトウェア開発。

早く仕事内容が逆転して欲しいものです!


という事で、カリウム40のベクレル数検索ソフトβ版ができました。

文科省に許可を取ったデータ表をもとにデータベース化したものです。


ついでに、CPM値とμSv/h値も表示してます。
ベクレル値はγ線での値になっています。

本体に送信すると、入力値が自動で変わります。


設定画面で表示すると、食品名とベクレル値が転送されている事がわかります。
(文字数制限がありますので、後ろの方は文字化けしますけど。w)


高価な食品の測定器でも、K40を無視しているものや、スペクトルを解析するので、妙に時間がかかったりします。

ただ、このカリウム40のデータも目安で、各食品毎に微妙に変化しますので、そこは若干考慮する必要がありますね。

しかし、Excelのシートから検索して、値を本体に入力するよりは、かなり便利です。

次は「Android版」です。    ふぅ。

そのまま、カロリー計算にも使えそうになってきました。(笑)

2012年8月3日金曜日

GM菅の2本使い

以前から書いているように、鉛の遮蔽箱を製作している FUIJapanさん とベクレルモニタの開発を行っているわけですが・・・

検出器をGM菅にして、「いかに安価で正確な計測を行うか」をコンセプトにしています。


写真の下が、ロシア製のSBM-20です。(不良品の為、変形してますが、大きさの違いが分かります)

そして、大きなGM菅を2本・・・これで、SBM-20の約8倍の感度になります。

バックグランドで、SBM-20だと20CPM弱ですが、この2本のGM菅だと、150CPM弱くらい稼げます。(GM菅は並列で繋ぐことが可能です)

2×4 だと BGで600CPM(約10,000/μSv/h)ですから、相当面白いですね。

アルミの遮蔽ケースに入れる事で、β線もカットしますので、空間線量も計測可能です。

もちろん、鉛の遮蔽箱に入れての食料品の測定がメインですが、複雑な計算式と各種パラメータの設定で、土壌やがれきの焼却灰の検査にも使える可能性を秘めています。

シンチレーターとMCA(マルチチャンネルアナライザー)を使ってスペクトルを見るのも良いですが、高価で、繊細で難しいです。

最終形態は、シンチとZERO-1を繋いで、液晶にCs-137の周りのスペクトルを液晶に表示してやる・・・それもサクっと。

しかし、GM菅は「タフ」なところが魅力ですね。温度とかの外部環境にも強いです。

寿命があるといっても、先にコントローラの寿命が来るくらいのものですし。

あとは、カリウム40の問題なんですが・・・なんとなくムフフな感じです。(意味深)


取り合えず、安価にして、全国の幼稚園とかで使って欲しいものです。

今は暑さと電力対策に頑張る季節ですが、「食欲の秋」が直ぐやって来ます。

それまでに、何とかしたいですね。

2012年8月1日水曜日

放射能の測定器のキモはソフトです。

放射線測定器を触っていると、やっぱり「キモ」はソフトですね。

これは、GM菅方式でもシンチ方式でも同じだと思います。

確率、統計、関数、方程式 といった数学と物理を駆使して、目に見えないものを見えるようにする・・・


   そりゃ、大変ですがな。



このサイト を見ていただければ分かりますが。


うむぅ。頑張っていらっしゃる。すばらしい。


ハードはハードで最初は大変ですが、ある程度固まってしまったら・・・というか限界があるわけです。

ソフトも、カウントを数えるくらいなら足し算だけなんですが、割り算をした途端に精度が問題になります。

食料品の検査となると、そりゃぁもう大変です。

1次関数から始まって、セシウムの半減期計算、標準偏差からの誤差計算、そして検出限界の計算・・・

高性能なマイコンを選んでおいて良かったと、今更ながら思います。


という事で、近いうちに、オリジナルのSTM32用リアルタイムOSを搭載する事になりそうです。

現段階では、フリーでソースコードも公開していく予定ですが、あとは商用のライセンス形態と、ドライバ関連は有料か、それとも新規ドライバ提供者には、他のドライバも利用できるライセンスとか。

また、ジワジワと報告していきます。


  超音波モジュールも営業中です!


  iPhoneでの近距離無線通信に困ってませんか?


  そんな、あなた!    ご一報ください。


こんな、誘い文句ってネット上にいっぱいありますね。(苦笑)

でも、本物ですから、これもまた紹介します。


2012年7月30日月曜日

カリウム40のデータベースソフト

ご無沙汰しています。

オリンピックが始まったので、夜はどうもTVに夢中になって集中できません。(^^;

GM菅を使ったベクレルモニタの開発は、かなり良いところまできました。


これは、ひとつバージョンが古いですが、SBM-20のタイプで福島某所の土壌を100g、10分測定し終わった画面です。

この時の線量率は、約0.290μSvでした。もちろん遮蔽なしです。(笑)

先日のTN-100で計測したものと同じ試料ですが、TN-100では17000Bq/Kg(K-40なし)でしたから、ほとんど同じと言ってよいかと・・・

たまたまK-40を拾っていないのか、K-40の値をセットしたのか覚えていないんです。(アフォ)


で、食品中のカリウム40の含有量をデータベース化しています。


いや、データベース化は終わって、条件検索までは出来ています。

この表からK-40のベクレル数を確認して、本体に入力すれば良いわけですが・・・

Bluetoothで送らないと、GXの良さが出ません!

という事で、通信部分を作り込み中です。

意外と「インスタントコーヒー」の含有量が多いのに気が付かされました。

マイカ窓のタイプで、β線を計測すれば結構カウント上がりそうです。

2012年7月25日水曜日

ファームを更新しました。

思った以上に作業がはかどらず・・・

取り合えず、ファームを更新しました。Ver.1.1.5 となります。

主な機能変更は、線量率の小数点以下を3桁にしたところです。

よくよく見たら、単位が「毎時μSv」になっていましたので、「μSv毎時」に変更しました。(苦笑)

弊社のダウンロードサイト にアップしてありますので、興味のある方はバージョンアップしてくださいませ。


たぶん、来月の初旬に、またバージョンを上げると思います。

 ・ベクレル計算をもうちょっとマシな値になる努力
 ・ダイナミックな時定数処理の改造
 ・グラフ表示のY軸方向の最適化

がメインになると思いますが・・・

もし、御要望があれば、ここに メールしてください。できる限り対応します。

もちろんバグがあれば、報告していただけると助かります。

取り扱い説明書の更新が追い付いてませんが・・・(涙)


  何だか、今日は線量が高いなぁ・・・試験用の線源の所為でしょう。

気になるから、家に帰ってBG測定してみます。

        ↑

   バグがあるかも と疑心暗鬼


2012年7月24日火曜日

TN-100で福島の土壌を計測

ご要望にお答えして、GX-ZERO-1のEN-7313、EB-7313をお買い上げの方には、キャリーバッグをお付けする事にしました。




ソフトケースですが、カメラ用なので線源や小物など色々収納できますし、サイズもピッタシです。

今までお買い上げ頂いた方には、随時送付させていただきます。

近くにハクバ写真産業という会社がありまして、そこの方々は良く知っているので、冗談で電話したら、在庫あるし、お安くしていただけるとの事でしたので。



って、最初から用意しておけよっ! ← 自己突っ込みです。



さて、TN-100を少しづつ触り始めました。

意外とオペレーションが難しいのに、戸惑っています。


福島某所の土を100gタッパーにいれて、ビニールテープで封印した「なんちゃって密封線源」を計測してみました。

線量率は0.27~0.29μSv/hで、これはマイカ窓GM菅(アルミ遮蔽)で測定しても同じくらいでした。

で、ベクレルモードというのがあったので、10分ほど計測してみたら・・・



CS-134が1万1千Bq/Kg・・・
CS-137が6千Bq/Kg・・・
K-40が1万1千Bq/Kg・・・

これは、無視しましょう。(苦笑)

やっぱり、専用のマリネリ容器と遮蔽BOXに入れて計測しないと正しい数値は出ないという事なんでしょうね。



という事で、モードを切り替えてスペクトルを見ると・・・

これは綺麗にCS-134、CS-137のピークが出ています。

やっぱ、シンチ+MCAは視覚で分かるから良いですね。

セシウムの有り無しは、確実に分かりますから。

まだまだ始まったばかりなので、もう少し取り扱い説明書を読んで頑張ってみます。



取り扱い説明書を読まなくても、使えるオペレーションにして欲しかったです。


というのが、本音なんですが。(苦笑)

2012年7月22日日曜日

ファームのマイナーチェンジ

えー、GX-ZERO-1のファームをマイナーチェンジ中です。


見た目で大きなところ(?)は、μSv値の小数点以下3桁の表示です。

GM管の良いところは、高線量でも計測出来るという事で、100μSv/h超えも・・・と考えて作ったのですが・・・

どう考えても、そんな線量の場所はありませんね。(原発敷地内でも)

という事で、表示の桁を変更する事にしました。

小数点以下3桁を表示すると、何となく精度が良くなった気がするから不思議です。(笑)

実際は、0.055が0.06と表示されていただけなんですが・・・

CPM値も小数点以下2桁くらいにしようと思いましたが、感度が良いGM管を接続すると、直ぐに桁あふれしてしまうので、あきらめました。

差分計測のCPM値は、小数点表示にしようとは考えています。

あとは、バッテリー残量の計算が10%刻みになってしまっていたので、きちんと1%刻みになるようにしたり、残量が20%切ったらアラームが鳴るようにしたり・・・

色々な意味で、「ベクレルモニタ」の開発で気が付かされました。

あとは、差分計測でBq/Kgと表示してますが、Bq/m2に変更しようかどうか迷っています。

どちらも正確では無いですから、本当はCPM値の差で判断してもらうのが一番なんですが、それなりの「単位」と「基準」が無いと判断が難しいですよね。

汚染を調べるなら、鉛の遮蔽箱はお勧めです。ここ で購入できます。

低汚染の場合は、空間線量の中に紛れ込んで、分からなくなってしまいます。

ただ、1000Bq/Kg超えなら、通常の空間線量下でも判別可能と考えます。


今週の出荷分に間に合うかどうか・・・という感じです。


2012年7月18日水曜日

放射性物質の有効利用

不幸な事に、今回放射性物質が放出されていまったわけで、人類は放射性物質を除去する技術は持っていないわけです。

どうせ除去できないのであれば、他に有効利用が出来ないものか・・・

放射性物質は、ランダムに放射線を出します。

という事は、

  「非常に自然な乱数発生装置」

が作れるという事ですが、これができれば、セキュリティ分野でも活用できるんじゃないでしょうか。

あとは、「パチンコ」とかの乱数発生にも使えそうです。「ゲーム」もですね。

センサー部分と極微量なセシウム137で、「乱数チップ」とか・・・


これが出来れば、「福島」が貴重な土地になるではないですか!

世界中から、「福島」の土地を買占めに来るかも知れません。


現実的なのかどうかは、現時点ではわかりませんが、実際セシウムの線源を買うと高価です。

これだけ、線量計が出回っているわけですから、単純に「校正線源」としてだけでも、世界中に売れるんじゃないでしょうか。


こういう金が絡むと、「それは東電のものだ!」とか言い始めるんですかね?

放射性物質を閉じ込める事が出来ないなら、取り出して有効利用する事を考えるのもありじゃないですかねぇ。

昔の「放射線治療」じゃないですけど、「危険なものを安全に利用する」知恵ならでるんじゃないかと思ったりする、今日この頃です。


   叩かれそうですが・・・今の政府よりまともだと思ってます。はい。


余談でした。

2012年7月17日火曜日

TN-100でセシウム線源を測定

中々時間が取れなくて、TN-100の評価ができません。(涙)

取り合えず、セシウム137線源(γ線とβ線)の計測だけはやらねば・・・


良く使うのが、写真の「カッティングマット」です。

基本、カッターでシートを切る時に使うものですが、これは5mmきざみで寸法線があるので、線源との距離を確認するには、手っ取り早くて気にいってます。

さくっと計測したら、

空間線量:0.057μSv/h

で、セシウム線源をセンサーの先端から距離をとって30秒計測。

1cm:1.083μSv/h
2cm:0.630
3cm:0.422
4cm:0.311

Ludlum2241-2に比べて、低いですが、距離と線量率の関係は当たり前のように大丈夫です。w

というより、Ludlum2241-2が高いんだと思います。空間線量でも0.09μSv/hですから。

同じシンチでも内部の回路やソフト、校正で低線量下では値が違うので、比べようが無いです。

しかしながら、GM管方式に比べると、感度が良いので、安定はしていますね。

SBM-20だと、空間線量で0.04から0.08くらいまで数値が動きますから。

ってな事で、セシウム137の線源を使ったγ線の線量率を見たわけですが、次回は福島の土を使ってスペクトルを見てみたいと思います。

セシウム137のスペクトルを見ましたが、核種はセシウム134と判定していました。
(これはテクノエーピーさんは修正した方が良いですね)

まぁ、核種判定は難しいソフトだと思いますが、この金額で、このスペックで、このご時勢ですから対応しないとマスいと思います。

しっかり取り扱い説明書を読んでいないのですが、特に調整するパラメータも見つからないですから、ファームを修正しないといけないんでしょうね。

そう言えば、以前浜ホトさんのモジュールもピークずれしてましたが、質問しても回答が無いですねぇ。

まぁ、こんなもんです。お金を大量に落してくれるところか国にしか、対応しないのが基本でしょう。

「原発ムラ気質」

と言えば言い過ぎでしょうが、そんな感じになります。


大型マイカ窓のLND-7313を利用したタイプの、問い合わせとアクセスが多いのですが、今日久しぶりにご購入頂きました。ありがとうございます。

アルミケースが受注生産なので、1週間程度お時間いただきます。

5台限定価格ですが、残り2台です!

在庫持つかな・・・ アルミ加工屋さんも苦笑いしながら、快く引き受けてもらってますが。

アルミのレーザー加工は、レンズの寿命を短くするらしいので。アルミは反射率が高いんですね。

2012年7月15日日曜日

Bluetoothで送受信

ご無沙汰しています。(最近こればっかですがw)

すっかり、「ベクレルモニタ」のソフトに浸っておりましたが、Bluetoothを利用して、パソコンやAndrpid端末で「食品のカリウム40含有量」を検索して、本体に送信する!

という事で、本体でパソコンからのデータを受信する必要があるわけで・・・

まぁ、評価ボードでやっていたので、「楽勝さ!」と思ったら、何と受信できない!

ちょっと難しい話しですが、シリアル通信のRTS信号とCTS信号を結線してやれば動作するし。

しかし、これでは出荷した装置の改造をせねばならんので、避けたい・・・


普通にシリアル通信のフロー制御を「ハードウェア」すれば動くと思いきや、ダメ。

無理やり、RTS信号をLowにしても、ダメ。


     3日、回路図とソースコードとにらめっこですわ。



で、やっと、昨日気が付きました。

使用しているSTM32というCPUは、外部への信号線を好きなように、入力、出力等に設定できるのですが、何と液晶の信号とRTSの信号が重複してました。

液晶コントロールで、入力ピンの設定をしていたのが、原因でしたね。

これは、今使用してないので、コメントアウトすべきなんですが、これを忘れていたわけです。

いやぁ、ビックリしました。結構深いところにあったので、見つけるのにも苦労しましたけど。
3行コメントアウトして完了です。



という事で、無事本体は動作したので、カリウムのデータを送り込んでみました。
(画面の下の方です)

うーん、試料のカナ漢字も送信OKです。(一部文字化けしますけどw)

さて、取り合えず、下準備はできました。

はぁ・・・疲れた。

2012年7月9日月曜日

TN-100 がやって来た~!

テクノエーピーの「TN-100」がやってきました!

買ったんじゃありません。お借りしました。


    中古車1台買えますからっ!


お名前は出せませんが、色々とお世話になっている方からです。ありがとうございます。m(_ _)m

正直、今乗っている「エコじゃないアメ車」が普通に買えます。(涙)

では、本日は写真だけ・・・

電動ドリルじゃありませんよ!



やっぱり、箱からしてすばらしい。


ちょっとD-SUBのコネクタが安いです。

エーピーさん、ここはガッツリ費用を掛けて欲しかったです。(贅沢ですが・・・)


Φ1”×1”のNaI(Tl)シンチレーターを搭載したプローブ部分ですね。

流石にすばらしい!これはプレス加工でしょうか・・・

持った感じは、「子供用の高価な水筒」と言った感じです。



ちょいと電源を入れると、15秒程で立ち上がって、計測開始。

何となく、OSはLinuxっぽい。電源を切る時も「Shut Down中」になるところもそれっぽい。

昔、「RT-Linux」というリアルタイムLinuxを使った事があるんですが・・・まさかね。

この画面は時定数での、μSv/h値グラフ表示かと・・・だんだん収束していきます。

いやぁ、それなりに本体は大きいですが、この画面の広さはうらやましいです。


で、これ。



これもお借りしました。Inspector EXP です。

そうです、GX-ZERO-1 EB-7313のライバルです。
           
          ↑
     勝手に私が思っているだけですが。w

白アルマイト処理がしてあるので、キズが付き難いですね~。

私は、キズキズになるアルミの無垢が好きなので、アルマイト処理してないですが、これ見るとアルマイトしようかな・・・となってしまいます。

さて、これでしばらく計測して、色々比較してみたいと思います。


しかし、高価なものなので、金庫に保管するしかありません。持って歩いたら、車に放置できないですし。

「計測計画」を練って、サクっとデータを残して、持ち主の方にお返ししたいと思います。

2012年7月5日木曜日

意外と使えるカウントダウン機能

GX-ZERO-1には「カウントダウン計測」という機能があります。

任意の(分数)を指定して、計測開始をすると、その時間内のカウントをする という単純な機能ですが、意外とこの機能を持っているガイガーカウンターは少ないです。

写真はベクレルモニターの画面ですが、


1分18秒経過したところの写真です。


指定時間の計測が終わると、音がピロピロっと鳴ってお知らせしてくます。

相変わらず適当な写真ですみません。実際はもっと綺麗に見えるんですけど・・・

で、「差分計測」画面というものもあって、計測したBGの平均値との差分を計測します。

ベクレルも行うのですが、GX-ZERO-1のベクレル表示は、単純に、

   差分CPM × ベクレル係数

です。(笑)

このベクレル係数は、すごい適当ですので、皆さんでパラメータを変更して試してください。

             ↑

        ここ重要です。

内蔵タイプのSBM-20では、かなりキツイですけど、1000Bq/Kg超えくらいなら計測できる と思い込んでいます。

一般的な「がれき」の基準値くらいは、わかるんじゃないでしょうか・・・鉛遮蔽BOX内なら。

いや、空間線量の低いところなら、鉛で遮蔽しなくても、「何となく」わかる気もします。

取りあえず、現段階で、強烈なベクレル数を表示しても、「あぁ、何か出てるんだ」くらいの感覚でいてください。


ファームのバージョンが1.1.4からこの機能を搭載していますので、古いファームの方は、弊社HPからダウンロードしてファームを書き換えてくださいね。

ファームの書き換えツールと、書き換え方のドキュメントも置いてあります。

そのうちにGX-ZERO-1のベクレル係数もGM管毎に公開していきますね。


GM管での食品検査への険しい道は続く・・・


2012年7月4日水曜日

キットモデルでも出そうかと・・・

いやぁ、相変わらず慌ただしいです。

  貧乏暇無し!

と昔から言いますが、ソフト屋さんにはぴったりです。

またグチから入ってしまいました・・・ごめんなさい。


食料品測定に一生懸命になっていますが、通常の線量計も出荷しているわけで、頭の中が少々混乱しています。

というのは、CPM値とベクレル値を見てきて、突然μSv/hとなると、ドキっとするわけです。

これで、表面計測用のβ線磁束密度とかに手を出したら、りっぱな「エセ科学者」になれそうな気がしてきます。

今日は、お客様からの要望で、内部にGM管を持っていながら、外付けのコネクタと切り替えスイッチを付けるという「特殊モデル」を作っていたのですが・・・これ個人的にはお気に入りです。




  もう、GM管無しのタイプを売りますか!


という気になりました。(って前から言ってるんですけど)

GM管はお客様で用意してもらって、係数も好きなように設定して放射線と戦ってもらうのも、それはそれで良い気がしますし。

色々とGM管を変えて、放射線を確かめると、面白いですよ。

もうそんなに「μSv/h」とかに興味ないですよね?

私の中では、「目安的な数値」になっています。(すみません。無責任っぽくて)

正直、シンチレーター式のものでも、値は異なりますので、その製品で通常時はこれくらい って数値をつかんでおけば、「うむぅ、今日はちょっと高いな。」となるわけです。

GX-ZERO-1には、このμSv/hへの変換係数を変更できる機能があるので、GM管を変えても何とか対応できるわけです。

もちろん電圧の調整も可能です。

という事で、「GM管の無いガイガーカウンター」も受付けます。

   ガイガーカウンターじゃないですけど。

でも楽天では売りません。知らないお客さんが購入して「反応しない」とクレームが来る事間違いないですから。(笑)

「GM管の無いガイガーカウンター」に興味のある方は、弊社HPからお問合せください。

私と「契り」を交わすだけで、出荷します。

      ↑

   大袈裟です。


何だか、楽天の店では「家具」の売上が伸びてきそうな気配です。

売上が伸びても、楽天さんに「みかじめ料」を持っていかれるので(苦笑)粗利はショボイですけど。

でも、全国の方々と商売できるって楽しいですね。あとは、ノークレームでお願いします。w

2012年7月2日月曜日

GM管で食料品検査 への道

大変ご無沙汰しています。


開発を止めたわけではありません。


ただブログを更新する時間がありませんでした・・・(涙)


写真はSBMー20というGM管でのサンプル測定です。


ベクレル測定するには感度が低いですし、計測時間も短いので、ちょっとした差分で数十ベクレルになってしまいます。

誤差を見れば分かりますよね?

これは、違う場所で、バックグランドを違う時間で計測しただけなんです。(笑)

基本、計測値より誤差の方が多い時は、「無い」と判断した方が良いです。


      じゃぁ、0にしろよ!


と仰る方が大勢でしょう。私もそう思います。

が、この表現の仕方がいかにも「放射能」です。


      これぞ、ポアソン分布!

ってな感じです。


それよりも、先週の月末の金曜日にお客さんの会社のドメインサーバーがお逝きになりまして・・・

まったくネットワーク機器が機能しない状態に。

これを土日で復活させるという、「超過酷」な任務で心身共にクタクタです。

先日の「クラウド」事件を影でムフフしてた罰でしょうか。何年ぶりかのネットワーク管理で、嫌になりました。


     Windowsのサーバーなんぞ、大嫌い!

まぁ、Linuxでも同じなんですけど、Winodwsってどこで何やってるか分からない(分かり難い)ですよねぇ。

2012年6月26日火曜日

GX-ZERO-1 ファームウェア更新ツール

すっかり忘れていた、「ファームウェア」のアップデートツールと、ファームウェアをホームページにアップしました。

 メーカーサイト

アップデートツールも、使い易いものを作らせていたんですが、なかなか出来上がって来ないので、STmicro社の標準ツールをアップしました。すみません。

STM32というマイコンの開発ツールの一部です。

セットアップは、ドキュメントを読んで行ってください。

パソコンに詳しくない方は、遠慮なくメールでお知らせください。

送料は、お客様持ちですが、無償でバージョンアップ作業は行いますので。


という事で、またちょっと引篭もります。w

2012年6月22日金曜日

鉛遮蔽箱とのコラボ

ベクレルモニタにOEMとしてコラボ が始まりそうです。

GM管でのベクレルモニタへの挑戦です。

この遮蔽箱は良く出来ています。鉛30mmまでのオプションがありますが、バックグランドは60%くらい遮蔽できていると思います。(正確な数値ではないですが)

こんな感じのイメージ です。

GM管は2本使いで、BGで150CPMくらいです。

SBM-20の8倍程度ですし、低線量下では安定しています。

幼稚園とかの給食の一次スクリーニングとして使うには、良いと思っています。

これである程度検出されたら、専門機関で検査という段取りになるんでしょう。


しかし、世の中の関心は薄れるばかり・・・放射性物質は広がるばかり・・・

このギャップは埋まるんでしょうか。




2012年6月19日火曜日

センサーネットワークを「見える化」

放射線測定器も「センサーデバイス」なわけですが、Zigbeeというセンサーネットワークを構築できるモジュールを使用すると、色々な事が出来ます。

研究棟モニタリングマップ (カラビナシステムズ

※テストサイトの為、突然見えなくなる事があります。ご注意ください。
※転載する場合は、許可が必要です。ご連絡を。

昔からお知り合いの会社が、長年掛けて辿り着いた素晴らしい「見える化」ツールです。

あらゆるセンサーデータを「分かり易い絵」で、「限りない空間」で表現できるんです。

もちろん、お絵描きツールもありあり。


  素晴らしい!



GX-ZERO-1にはZigbeeモジュールも搭載可能です。


あぁ、これは以前も紹介しましたね。(汗)

ついでに、温度センサーも付いてます。これも以前書きました。(滝汗)

で、これをさっきの「見える化」ツールと連携させてやれば、家はもちろん、会社の色々なところにセンサーを設置して、リアルタイムな情報を共有できるというわけです。


たくさんGX-ZERO-1を置かないとダメじゃん。

そうです。だから、安価バージョンを作れば良いのです。


  こうやってネタバレして、パクられるんですね。

5年も6年も前から、センサーネットワークをやっているのに、誰も振り向かなかったのに、震災で節電となったら、突然ざわざわしてます。(カイジじゃあるまいし)

何だか、最近グチっぽいですが、ストレスでしょうか・・・歳なんでしょうか。(笑)

という事で、次のステップへジャンプできるんでしょうか!?


  そう言えば、楽天のお店は、すっかり「ファニー」な店になりました。
  もうすぐ「家具」満載になります。見て買ってください。


  夜中がチャンスです! (ここだけの秘密です)