2012年3月28日水曜日

放射線測定器とUSBマスストレージ

業界でUSBマスストレージとは、USBの「マスストレージクラス」という規格に対応したもので、パソコンのUSBに接続すると、外部記憶装置として使えるもの という事になります。

USBメモリとかが一番分かり易いですね。

GX-ZERO-1には、標準で2GバイトのmicroSDが内蔵されています。

2Gって、今時少ないくらいですよね・・・でも単純計算で、2,147,483,648の半角文字(ASCIIで)が記録できるんです。

GX-ZERO-1は5秒おきに自動で、日付、時刻、CPM値、線量率等を記録していますが、これも単純計算で、

   24時間記録して、30年分のデータ記録が可能

なんです。
たぶん、その前に機械の寿命になると思われますが、分かりません。

GX-ZERO-1では、以下の手順でマスストレージモードになります。(USBメモリになると思ってください)

 ・電源を切った状態で、付属のUSBケーブルでパソコンに接続します。
 ・左ボタンを押しながら、電源ボタンを長押しします。
 ・本体の通信LEDが点滅し、点灯します。
 ・パソコンが「大容量記憶デバイス」として認識し、エクスプローラーが起動します。
 (起動しない場合は、マイコンピュータから該当ドライブを開きます)


こんな感じです。
保存されているファイルは、年月日.csvというExcelで読み込めるファイル形式になっています。


こんな感じです。
Excelを使ってグラフ表示が出来る方は、専用のソフトを利用しなくても、好きなグラフが作成できますね。

是非、データを長時間記録して、グラフを作って眺めてみてください。

               
              次回予告

   「GX-ZERO-1 専用ソフトのインストールと簡単説明」


2012年3月27日火曜日

放射線測定器とBluetooth

Bluetooth(ブルートゥース)って・・・日本では昔から「青歯」と呼ばれていたりします。英語の直訳ですね。

Bluetoothについて はウィキペディアにお任せするとして。(手抜き)

放射線測定器でBluetooth搭載しているものは、非常に少ないんです。
ウクライナ製の「TERRA MKS-05(通称 TERRA青歯)」が有名ですね。
あとは、US製で何個か見つけた覚えはあるのですが、今やTERRAが邪魔して探せません。w

GX-ZERO-1(NB)はクラス2のBluetoothモジュールを搭載している数少ない機種となります。
プロファイルは「SPP」といって、仮想シリアル通信です。

Android搭載のスマートフォンなら、ほぼ全ての機種が搭載していますし、パソコンならプラネックスのUSBモジュールなんかが、千円台で購入できますから、簡単に接続可能です。

GX-ZERO-1のBluetoothのプロトコル(手順)はいたって簡単で・・・無手順にしてあります。(笑)

一定周期でデータを送信していますので、Androidやパソコンで「ターミナルソフト」と呼ばれる、シリアル通信用のソフトを立ち上げて、通信速度を9600bpsに設定してやると、ポロポロとデータが送られてきます。


こんな感じです。
データの先頭と最後には、制御コード(STXとETX)というデータ部を判別するコードがくっついています。

あとは、Excelなんかで良く使うカンマ区切りになったデータですので、こいつをばらしてあげればハイ出来上がり となるわけです。

先頭に日付、時間データがありますが、スマホやパソコンでは無視します。(時間は自分が持ってますから)
マイコン装置なんかで、時間データを持っていない装置は、このデータを使用します。
GX-ZERO-1には、カレンダーを記憶する為のボタン電池を内蔵しています。(これもスペックオーバーw)

計算は計測器でちゃんと行っていますから、必要なデータとしては、

 ・CPM値
 ・線量率(μSv/h)
 ・温度
 ・バッテリー残量

を利用すれば良いでしょう。
あとは、GPSと連動してネット上のSNSに流すなり、大きな表示器にデータを表示するなり・・・使い方は自由です。(ソフトが書ける人に限りますが)

因みに、ここからAndroidとPC用のソフトがダウンロード可能です。
不精なので、未だに取り扱い説明書が途中書きなので、申し訳ないのですが・・・使えば普通に使えます。(← こういうやつを自分勝手と言うのでしょう)

問い合わせが無いのが不思議なんですが・・・

次回   「マスストレージ機能とは!?」

    サービス、サービスゥ♪         (やってしもた)

マイカ窓の新型プローブ

現在のEBシリーズ(アルミの削り出し)プローブは、人気があるのですが、「高い!」と言うことで、もう少しなんとかならんか・・・

という事で、LND-7313を内蔵した新型のプローブの図面が上がりました。
削り出しは止める予定です。

こいつの特徴は、「カメラ三脚用の取り付けネジ」が付いているところです。

カメラ用の1脚タイプで1mくらいまで伸びるタイプが取り付けられたりします。
遮蔽窓の難しい加工も止めます。マジックテープで止めても良いくらいの感覚でトライします。

たぶん、このタイプで「空間線量を計測する」という状況は少ないと思いますので。
Inspectorのステンレスのワイププレートも、どれだけ遮蔽できてるかわかりませんし。結構取り付けは面倒です。

という事で、LND7313でβ線の計測状況を再度確認してみました。


久しぶりの10,000CPM超え・・・警告音を20μSvに設定してあったのですが、レッドゾーンになってしまいました。
(α、β遮蔽してませんので、μSv値は無視してください)

流石にマイカ窓のタイプのβ線検出能力は高いです。
(検出窓の径が大きいですから、効率が良いと言った方が良いですが)

ロシア製の薄いマイカ窓のGM管を本体に内蔵する案件も浮上してきました。
これはギリギリ可能なんですが、Bluetoothモジュールが載りません。(残念)

まぁ、Bluetoothって何? という方が多いのに驚いているのも現状でして、考えてみれば知らない人は知らないですよね。
殆どのスマートフォンには搭載されているんですけど。

因みに、BluetoothのSPPプロファイルを使用していますので、ノートパソコンにBluetoothが搭載されていれば、ちょろっと設定するだけで繋がります。

これは、よく「ロボット制御」のリモコンとかで使われています。

さて、レンタルも始めますので、こりゃまた忙しくなりますわ。(準備するのが大変 という事です)

2012年3月23日金曜日

放射能汚染の食料品検査に向けて・・・

GM管方式も、相変わらず色々考察中ではありますが、(これはこれで奥が深い)食料品の汚染検査に、どんどん頭の中が動いています。

と言っても、今更1から・・・というのはかなり無謀かつ無理があるので、先駆者の方々の情報を探してみましたが、素晴らしいサイトがありました。

ポケットガイガーというiPhoneに繋げるプロジェクトは知っていたのですが、ここから派生してすごい事になっていましたね。

という事で、「食料品汚染」に関しては、取り組み方として、「オープンプロジェクト」にする方向で考えて行こうと思います。

メンバー構成は、

・H/Wのスペシャリスト(自称)
・金属加工のスペシャリスト(自称)
・放射線のスペシャリスト(自称)
・数学屋さん(自称)
・ソフトウェアのスペシャリスト(これ、自分・・・www)
・お金の余っている人(これ、重要)
・何も知らないけど、放射線が気になるお母さん(これも重要)
・汚染されていそうな食材を提供してくださる方(これは、結構難しい)

こんな感じでどうですか? ← 毎度誰に聞いてるかわからない

基本的な構成は、遮蔽箱+センサー部分+MCA(MultiChannelAnalizer)はiPadかAndroid端末 というものですが、遮蔽箱が重くて大きくなると、別にパソコンでも良いじゃん って事になるんですが、なんとなく新しい技術も入ってないと、モチベーションも上がり難い体質なもので。

GM管方式は、やっぱりマイカ窓タイプが有望になってきました。
α線まで測れるというメリットが大きいです。

インスペクターが5万円で直接輸入出来ると聞いて、それ以下の価格で作れるなら買うというお客様もおられたのですが、現状はGM管自体が高価なのと、プローブ式にした時のケースが高価なので無理です。(涙)

また、安くする方法を考えると寝られなくなってしまいます・・・

2012年3月20日火曜日

愛知県民の放射線測定器への関心

今日は有名な車関係の会社で、デ○ソー西○工場へ行って参りました。
ガイガーカウンターは全く関係のないお仕事の打ち合わせですけど・・・

たまたま、カラー液晶の話しになったので、たまたま持っていた(いつも持ってるだけ)GX-ZERO-1を持ち出して、「これより一回り大きな液晶ですね」と説明をしたら、「これは何?」

「自社で開発した放射線測定器です。」

放射線測定器を初めてご覧になった模様で、

「高いですか?」 「0.06μSvですから普通です。」
「すごいですねぇ。こんなもの作れるんですねぇ。」 「あ、はい。ただのソフト屋じゃありませんもので。」


どんなソフト屋ですかっ!


とは、突っ込んでもらえませんでしたが、震災直後には上層部から用意するように言われたそうです。
たぶん、PA-1000くらいがどっかに置いてあるんだと思います。


夕方から、別の案件で他のところへ。

「こんなものがあるんですが・・・」とGX-ZERO-1を差し出すと、

「おおっ!マイクロシーベルトの表示してるじゃないですか!」
「0.12とか表示してるじゃないですか!」

「いや、電源投入直後は不安定ですので、表示が白から緑に変わったら、値を読んでください。」


という会話から始まって、「ヨメさんがすごい気にしてるんですよ。やっぱり東北方面の野菜は得に気になるみたいで・・・」

「貸し出ししますんで、使ってみてください。たぶん計測マニアになれます。」


という事、今度お貸しする事になりました。
というか、買うとおっしゃって下さったのですが、奥方にお見せしてからの方が良いんでないですか?という事で。

やっぱり、放射線への関心は薄いですね。(分かってはいたつもりですけど)

「がれき」が来る前に一度、周辺を計測しておいた方が良いと思います。
俗に言う「バックグランド」というものですが、普段の線量がどの程度か知らない状態で、「がれき」が来たから「線量が高くなった」とは言えないですし、以前と変わらなければ、とりあえずOKという事で。


前回書いた「カドテル」のプローブを販売しているところに、試験用のプローブの価格を問合せたら、「現在、検出器のみの販売はいたしておりません。」との事。

うむぅ。質問した私が悪かった。
そこは定価95万円のスペクトルメーターを予約受付中でした。そりゃ出せません。

2012年3月17日土曜日

カドテル(CdTe)半導体!?

最近頭の中が、GM管方式から半導体検出器に浮気しています。
やる事が多すぎて、そんな時間は無いんですが、これからの日本の事情を考えるとどうしても・・・

シンチレーター+フォトダイオードがオーソドックスなんですが、放射線を一度光に変換してフォトダイオードで電気信号に変えるので、接着の問題とか、コンプトン散乱とか、冷却とかの問題があるのですが・・・

カドテル(CdTe)半導体を使うと、回路も少なく、効率も良いんです。
この方式はテクノエーピーさんがお得意の分野で、\132,000.-くらいで売っています。

ただ、この半導体自体の価格が高いんですよね~。
これを使えば、食品検査から、前回の「ガンマカメラ」まで手が伸びるはずなんですが・・・



   あぁ、やりたい!



GM管用の高電圧を使って、温度計も実装して、ショットキタイプのものを使えば、かなり効率的な小型測定器が作れるはず と妄想しています。

まぁ、あまり小型化にはこだわっていないのですが、出来れば「小型で高速に計測して、核種判別」がしたいですね。

リアルタイム動画ではなくて、静止画でも放射線が「撮れたら」便利ですし。

ある意味、パーツは揃ってます。

新しいiPadが出たから、型落ちしたiPad使って合体させたら、クールですか?

                ↑

          何故か疑問系で終わり

2012年3月15日木曜日

外付けのSBM-20タイプが出荷・・・

本日は、「ラジウムネックレス」なるものや、「玉川温泉の効能」グッズを販売しておられるお店に行ってきました。

通常のタイプや、マイカ窓のタイプで色々計測して、最終的に「SBM-20の外付けタイプ」を注文して頂きました。ありがとうございます。

思わぬところに需要というものはあるもので・・・



鉱石やらを計測するには、α線を計測出来る、マイカ窓のタイプが良いのですが、それなりにお値段もしますので、β線とγ線を検知できる、このタイプに落ち着いてしまいました。
(ラジウムはα線を出して、なんやかんやで、β線、γ線を放出します)

実は、これ、ネットでは販売してないんです。でも、結構人気はあるんですね。
お値段の割りに、「測ってる感」はありますし、薄い塩ビのパイプに入ってますので、β線はバリバリ拾います。

ただ、手作り感が強い(っていうか、手作りです)ので、見てもらって納得した方にしか出してないんです。

このタイプを購入される方は、γ線に拘らず、「放射線があるか、ないか」が知りたい方ばかりです。
相対的にカウント値で判断すれば、それなりに判断できますし。
(興味のある方は、メールなりコメント欄で連絡くださいませ。)

            ↑
     一応、営業してるつもりです。


「ラジウムネックレス」って結構お高いんですね・・・うちの線量計が5台以上買える金額でした。
宝石とラジウム鉱石が一緒になったものでしたので、高価だとは思いましたけど。

お店の方も、時々レンタルして、放射線を出しているかどうかチェックされてたらしいですし、放射線に関しての知識や、国民生活センターの件も良くご存知でした。

いわゆる、「低線量におけるホルミシス効果」に関しては、私は素人なので分かりませんが、放射線を出していないのに、出してるように見せかけた商品は、計測した方が良いですね。

業者の方は、「ラジウムかどうか、核種が知りたい」と言われましたので、スペクトラム分析が出来るものをお勧めしておきました。(うちの商品じゃないですけど。w)

まぁ、微量の「セシウム」でネックレス作って、「ラジウムネックレス」と言っても、正直わからないので、今の時期は確かに「核種判別」は有意義であると思います。

と言っても、放射線の知識が無いとあまり意味が無いのも事実なんですが・・・

2012年3月13日火曜日

ガイガーカウンターが値崩れ!?・・・

GM管方式のガイガーカウンターが、変な値崩れを起こしてますね。

一時期は異常な金額で販売されていたので、利益を確保したバイヤーさんが在庫処分でしょうか・・・
特に、中国製とロシア製が酷いんですが、中国製はおいといて、ロシア製も恐ろしく値崩れしています。

ただ、長期間のデータを溜めるタイプや、Bluetooth、USBといった外部インターフェイスを持っているもの、そしてアメリカ製は、そこそこの価格で落ち着いているのが現状です。


   困ったものです。


じゃぁ、GM管の価格が下がっているか? というと逆に値上がりしてたりするので、よく分からないです。
「円安の影響か?」とも思ったんですが、車まで高価なものでもないですし・・・

という事は、GM管方式のガイガーカウンターの需要が無いわけでなく、単純にバイヤーが見切りを付けたという事だけでしょうか。(在庫の叩き売り?)

ガイガーカウンターを扱っていた知り合いに聞いたら、「一時期は儲かったけど、お客さんに質問されてもさっぱりわからんから、もう扱うのはイヤ!」だそうです。

確かに、名古屋のアメ横(秋葉原みたいなところ)でも、通常線量が0.18μSv/hを表示してる測定器を、平気で店頭に出してたんで、「これって合ってます?」と聞いたら、「こんなもんですよ。」だって。

コートに入ってた、うちのGX-ZERO-1は、0.08μSv/hでしたけど・・・まぁ、このあたりの値はソフトの処理の問題でしょうから、良しとしても、「こんなもんですよ。」というそっけない返事はいただけないです。

日本人は、世界でも珍しい被ばく国でありながら、放射線の事を理解してない人が多いので、混乱するんだと思うんです。

小学校にでも持って行くかな・・・


と言いながら、3.11に合わせて先着11名様に、Bluetooth無しのモデルで¥39,800.-で売ってます。
それでも高いと思われるでしょうけど、それなりの機能と自分で開発しているからしょうがないです。
変に安売りして、「後は知りません。」とは言えませんから。


Inspectorって、モニター用のソフトは別売りで、1万円以上するんですよ。
(ソフトなんかいらないからかな・・・w)

何だかグチっぽくなっちゃいました。すみません。

ガンマカメラ

ガンマカメラに関して調べてみました。「ガンマカメラの仕組み」
PINフォトダイオードとシンチレータを組み合わせて、高感度なセンサー部分が出来れば、あとは画像データへの変換となるわけですが・・・

これの小さなものが作れれば、スマホを画面に使って、簡易的な「ガンマカメラ」が出来るんじゃないか? と妄想してしまいます。

こんなものが作れれば、被災地の除染には効果的です。
市民レベルで、放射線のホットスポットが目で見えます。

  ええですなぁ!

誰か、センサー部分を作ってくれませんか!?(← 他力本願)
フォトダイオードとシンチレーターをくっ付けるだけでクリーンルームとテクニックがいりますし。

そこから先は、造りますんで。

ご協力頂ける方、是非手を上げてください。

簡易的な「ホールボディカウンター」も作れるかも知れません。


   明日から、駅前で募金活動でもしますかね・・・意味わかんないでしょうけど。

2012年3月12日月曜日

もう1年ですか・・・

東日本大震災から、早くも1年ですか・・・
今日は、家で黙祷しましたが、日本人はすばらしいですね。

放射線と向き合って、1年足らずですが、自分の非力さに悲しくなったり、途中で止めようと思ったりしたのを思い出しました。

今更ながら、「よくこんな測定器に手を出したな・・・」と思う事はしばしばあります。

でも、何かしたかった。
(もちろん商売ですから、多少の色気もありますが)

故スティーブ・ジョブスも言ってました。

   「途中であきらめたら、全て終わりだ。」

東北の復興と足並みを揃えて、前に進んで行きます。

今じゃ、「ポータブルガンマカメラ」も出てきてるし・・・

画像温度計を改造して、個人用ガンマカメラでも造りますか。

2012年3月7日水曜日

GX-ZERO-1の効果的な使い方(グラフ化)

明日から久しぶりの出張なので、早めに更新を・・・
(ガイガーで引きこもり と言われてましたから)

GX-ZRO-1には内部記憶装置(microSD 2G)が搭載されています。
電源を入れると、自動的に5秒間隔で計測値が記録されていきます。

この記録機能を使った、効果的な利用方法のご紹介です。

・朝起きたら、電源を入れる。
・一日中カバンとかに入れて持ち歩く
・帰ってきたら、パソコンのソフトで確認する

たったこれだけなんですけど、これでこんな感じのグラフが出ます。


これで、一日の平均線量率と、それから計算した「予測年間被ばく量」が出るので、この数値を見ながら、出来るだけ線量が低くなる経路で行動すれば、外部被ばくは減らす事ができる と言うことになります。

すごく単純ですけど、安価な個人線量計って、そんなに細かく記録できないので、せいぜい2、3時間計測してるか、ホットスポット探ししかしてないと思うんです。

単純だけど、大切な機能じゃないか と思います。得に線量の高い地域の方々にとっては。

一応充電しながら計測しててもOKで、日付が変わると自動的に内部で記録する日も変更されますので、計測し続けても平気です。(充電池の寿命が短くなる可能性がありますが)

2012年3月6日火曜日

スマホと放射能測定器をBluetoothで通信

「BluetoothでAndroid端末と通信」という言葉が、中々伝わりませんので、調子に乗って動画にしました。
相変わらず、携帯のカメラで手振れしまくりで、すみません。


HDの横で撮ったら、こんなんになるんですね・・・以後気を付けます。
途中、エヴァっぽくなるのは、癖ですので気にしないでください。

尚、動画中のGX-ZERO-1は私の開発用なので、表面シートが売っているものと異なりますので、ご了承ください。(ツヤがありすぎで、直ぐ汚れます)

綺麗なオネイさんと、本物のカメラで撮らないと「絵」にならないですね。(涙)


もしかして、気が付いた方居ました?


   居ないですよね。


後半画面に「差分計測モード」が追加されているのが分かります。(一瞬ですけどw)
ついに禁断の「ベクレル」表示に手を出した今日この頃です。

2012年3月5日月曜日

GX-ZERO-1 EB921で福島の土壌測定

「放射線のあれこれ」でも動画をアップしましたが、こちらでも動画をアップしておきます。


スマホで撮った汚い動画ですけど・・・(涙)

知り合いに「ちゃんと測れるの?」とか未だに言われるので、売り言葉に買い言葉じゃないですけど、実際の福島県某所の土壌をそのまま計測してみた次第です。
(土は、金庫に保管)

単位はμSvですけど、相対的に数値の上昇という観点で見てください。
「ベクレル」表現は、今作業中ですが、対象物の量を規定しないとマズいのと、核種が判別できないもので、慎重になっています。

「β線磁束密度」という単位もあるのですが、これで出せれても分からないですし。

結局、ベクレル/Kgという単位に変換せねばならんのですが、食品にはカリウム40という自然の放射性物質が含まれるもの(やさしお、バナナ、昆布、米とか)があるので、これが邪魔なわけです。

きっちりしてる販売店さんは、このあたりをマニュアル化してあり、照合してください と書いてあるのですばらしいですが。

マニュアル書くの苦手なので・・・(汗)

しかし、空間線量が下がったからと安心はしていられません。
しっかり、表面汚染は計測していただきたいものです。

2012年3月1日木曜日

個人の方から注文が入ると・・・

個人の方から注文が入ると、涙が出るくらい嬉しいです。
もちろん、法人の方からの注文も嬉しいのは当たり前ですが。

特に、福島やその近隣の方からの注文は、心に染みます。

 作って良かった。
 これからも、もっと良くしなきゃ!
 たくさん売れたら、安くするんだ!

とか、技術的な開発の苦しみから一気に解放されます。


と書きながら、まだ追加しなきゃいけない機能もあるし、取り扱い説明書ももっとわかり易くせねばいかんし・・・

「カウント君」を購入して、ベクレル計算係数と、α線のチェックをしてみようなどと思っているのです。

今更かよ!? と思われるかも知れませんが、一般的な公的な校正機関での校正範囲は、

  5μSv/h毎時 ~ 300μSv毎時 です。

去年の時点では、1ミリシーベルト毎時 と言われましたから、まだましになりましたけど。

5μSvなんて、原発の敷地内じゃないと、今は無いんじゃないですか?
しかしながら、低線量の校正に関して聞けば、「自然界の放射線量(バックグランド値)」が影響してそれ以下は難しいです との事。うむぅ。

取り合えず、校正済みの機器で、特定線源での校正ですが、また校正機関に出します。
1台毎に校正証明書を発行してたら、販売価格が倍以上になってしまいますから。


という事で、話しはそれましたが、また気合が入ります。