2013年1月29日火曜日

ファーム更新しました。

久しぶりにファームを更新しました。

お客様より指摘があり、バグ修正です。

 ・グラフ表示画面で 「msv」と表示されていたので、「usv」に変更

です。桁が足りなかったので、マイクロシーベルトをmsvとしてしまってました。

これじゃぁ、ミリシーベルトですね。すみません。



ん?

そーなんです。インフルエンザにかかっていました。不覚です・・・

この歳で40度の熱は流石にキツかったです。

熱は下がっても会社には行けないので、自宅で仕事しながら、シンチ+PDにシールテープを巻いてました。w



3ccともなると、1個でシールテープは3m以上巻きます。
地味な作業ですが、どのメーカーもここは人がやらないとダメみたいです。

まだ本調子ではないので、今日はここまで。


   って月末なので、片付けないといけない案件があるんですが・・・(涙)

2013年1月21日月曜日

iMetry Appの有償版

iMetry Appの有償版が出たみたいです。

価格は、850円でした。 以前書いた価格はガセでしたね。^^;

もうちょっと様子見にします。w


自分で書いたら、こんな金額じゃすまないですが、機能追加できることを考えれば、自分でソフトを書くべきですね。

移動平均のロジックと、振動対策のソフトは入っているのか微妙です。
(Liteでは、振動させると、線量率がグイッと上がりました)

もし購入された方が居たら、情報ください。

2013年1月19日土曜日

マイカ窓のGM管が・・・

マイカ窓のGM管が、突然国内から消えました。(涙)

いつも購入しているところに電話したら・・・

  「売れないので、海外に激安で売っちゃいました。すみません。」

先に声を掛けて欲しかった・・・ううっ。

Inspectorで使われている「LND-7317」はまだ在庫がある模様ですが、7313は輸入せねばなりません。

ここにきて「円安」だし。泣きっ面に蜂です。

ここのところ、シンチの開発に追われていますが、GM管での計測も優位ですから、両方持つのが理想だと思っています。

という事で、マイカ窓GM管の在庫切れで、入荷に1ケ月くらい掛かりそうです。
SBM-20の在庫はあるので、内蔵タイプはオッケーですが。

逆にシンチは手に入り易くなったんですよねぇ。皮肉なもんです。

まぁ、1cm角のシンチでも、SBM-20の10倍くらいの感度があるので、γ線だけで良い人はシンチのタイプでも良いかも知れません。

 ただ、振動に弱いので、静かにして計測する必要があります。

このあたり、GM管は安心なんですよね。

海外のメーカー製では、シンチとGM管を両方搭載したものもありますが、結構お高いのと、両方の特性を理解していないと混乱しそうです。

現状のGXの回路に、シンチの回路が簡単に追加できれば「両刀使い」も行けるんですが、ノイズの問題がクリアできるか、まだ試してません。

「両刀使い」が実現できたとして・・・どういう数値を表現するか・・・頭痛いっすね。


今は「マイクロシーベルト」って、どうなのよっ!? となっています。

外部被ばくを表現してる数値ですが、どのエネルギーを基準にしているんですかね?

仮にセシウム(Cs-137)を基準とするならば、662KeV基準。K40は1460KeVですから、K40が多ければ単純に考えて、K40の方がより危険という事になりませんか・・・

シンチを使ってスペクトルを見てると分かるんですが、見るエネルギーの範囲を狭くすると、カウント数は減ります。

CPS(1秒あたりのカウント数)という値を使うんですが、これを基準に「マイクロシーベルト」に換算すると、見てるエネルギーの範囲で、ころころ値が変わってしまうわけです。


今更、基本となる「グレイ(Gy)」で表現してもピンと来ないでしょうし。

シンチを使うメリットは、放射線のエネルギーがわかる という事ですから、

  ・Cs-134、Cs-137が検出されました。
  ・放射性ヨウ素が検出されました。(これは原発事故直後しか出ませんが)

を表現することが大事なんじゃないか? という頭になっています。

そういう意味で、次回のシンチを搭載したバージョンは、「セシウム判別」に特化した機能が搭載されることでしょう。(今後の事故に備えて、ヨウ素も・・・)

         ↑

   まるで、人ごとのように書いてますね。w


あと、まったく別の話しですが、「Bluetooth LE」という新しい規格に興味があるんです。
最近、スマホに搭載されているんですが、省電力で近距離通信なBluetoorhです。

こんな事ばっかり考えてるから、完成しないんですけど・・・すんません。


2013年1月18日金曜日

iMetryとチャッピー検出器

明けましておめでとうございます。

って、舐めとるんかいっ!

      (ノ`△´)ノ ┫:・'∵:.┻┻:・'.:∵

というくらいご無沙汰してしまい、大変申し訳ありません。

書き込みたい事は、山ほどあるんですが・・・・大人の事情とばかりは言ってられませんので、小出しに再開することにしました。


FUIJapanさんからチャッピー検出器 が去年の11月末に発売(発表?)されました。

その後に、ソフトバンクから「iMetry」が発表されました。

コンセプトは両方似ていますが、背景がまったく違います。
と言ってもソフトバンクの商品の背景は、今ひとつ理解できません。

チャッピー検出器は、相馬に在住のチャッピーさん(チャッピーはチャッピーさんが飼ってらっしゃる愛犬の名前)が地元の放射線に対する意識を高めることと、勉強を兼ねた開発品です。

   と私は理解しています。


なんと・・・チャッピー検出器の3ccのシンチを組み立てたのは・・・私です。(笑)

という事で、ここ1ケ月くらい、この検出器と戦っていました。

おかげで色々な著名な方々とお話しする機会がありまして、意外とこの業界は「狭い」ことに気が付きました。

ソフトウェアMCAのベクモニの作者さんや、放射線測定器のレビューを丁寧に解説されているMikageさんや、その他公表できない、放射線の専門家の皆様・・・

  この場をお借りして、御礼申し上げます。m(_ _)m


肝心のiMetryは手元にありません。(買うつもりも無いですが・・・w)

しかーし、iPadでアプリは動作するので、チャッピー検出器も動作するはず!


出ました。Cs-137の線源を計測したスペクトルが。


ついでに、線量率も簡易校正して出してみました。

無料のAppなので、15分しか計測できません。セコイです。w
有料版はこのあたりが無制限になって、3,800円くらいだそうです。

まぁ、このソフトは「お手軽に放射線のエネルギー分布」を理解するという程度ですが、スペクトルを見たことが無い人は、お手軽なので良いのかも知れません。

因みに、検出器部分を静かにしておかないと、急に線量率が上がったりしますので、要注意です。

しかし、iPadのマイク端子を利用して、アナログ解析するんですが、マイクの感度変更ができないので、入力レベルをかなり落す必要があります。

具体的な数値は、また追って書くつもりですが、チャッピー検出器は内部にゲイン調整用のボリュームがあるので、便利でした。

さて、iMetryを買うか、チャッピー検出器を買うか・・・と悩んでいる人がいたら参考にしてください。

 ● 検出感度 ●

  チャッピー検出器 > iMetry   (シンチが3ccと2ccの違い)

 ● 分解能 ●

  チャッピー検出器では7.5%程度を実測済み。
  iMetryは不明。

 ● ベクモニとの相性 ●

  チャッピー検出器 > iMetry   (iMetryの出力電圧がかなり低いと想像)

 ● サポート体制 ●

  チャッピー検出器 > iMetry   (iMetryは中華製  でしょう)

 ● 外観デザイン ●

  iMetry > チャッピー検出器   (まぁお好みです)


 ● 梱包 ●

  iMetry > チャッピー検出器   (まぁ当たり前です)



正直、放射線測定のマーケットがまったく見えない状況ですが、このくらいのスペックで空間線量の核種を判別するところから、再度出直すのが良いのかな? とか思っています。

2ccの自作回路とプローブで計測した福島の土壌のスペクトルを載せておきます。
(思ったより、分解能は良いと思います)





Cs-134の半減期は2年で、もう直ぐ2年経ちますが、パッと見る限りあんまり変わっていません。
これだけでも分かれば、色々な対策の役にたつんじゃないかと・・・

では、今年もよろしくお願いします。