明けましておめでとうございます。
って、舐めとるんかいっ!
(ノ`△´)ノ ┫:・'∵:.┻┻:・'.:∵
というくらいご無沙汰してしまい、大変申し訳ありません。
書き込みたい事は、山ほどあるんですが・・・・大人の事情とばかりは言ってられませんので、小出しに再開することにしました。
FUIJapanさんからチャッピー検出器 が去年の11月末に発売(発表?)されました。
その後に、ソフトバンクから「iMetry」が発表されました。
コンセプトは両方似ていますが、背景がまったく違います。
と言ってもソフトバンクの商品の背景は、今ひとつ理解できません。
チャッピー検出器は、相馬に在住のチャッピーさん(チャッピーはチャッピーさんが飼ってらっしゃる愛犬の名前)が地元の放射線に対する意識を高めることと、勉強を兼ねた開発品です。
と私は理解しています。
なんと・・・チャッピー検出器の3ccのシンチを組み立てたのは・・・私です。(笑)
という事で、ここ1ケ月くらい、この検出器と戦っていました。
おかげで色々な著名な方々とお話しする機会がありまして、意外とこの業界は「狭い」ことに気が付きました。
ソフトウェアMCAの
ベクモニの作者さんや、放射線測定器のレビューを丁寧に解説されている
Mikageさんや、その他公表できない、放射線の専門家の皆様・・・
この場をお借りして、御礼申し上げます。m(_ _)m
肝心のiMetryは手元にありません。(買うつもりも無いですが・・・w)
しかーし、iPadでアプリは動作するので、チャッピー検出器も動作するはず!
出ました。Cs-137の線源を計測したスペクトルが。
ついでに、線量率も簡易校正して出してみました。
無料のAppなので、15分しか計測できません。セコイです。w
有料版はこのあたりが無制限になって、3,800円くらいだそうです。
まぁ、このソフトは「お手軽に放射線のエネルギー分布」を理解するという程度ですが、スペクトルを見たことが無い人は、お手軽なので良いのかも知れません。
因みに、検出器部分を静かにしておかないと、急に線量率が上がったりしますので、要注意です。
しかし、iPadのマイク端子を利用して、アナログ解析するんですが、マイクの感度変更ができないので、入力レベルをかなり落す必要があります。
具体的な数値は、また追って書くつもりですが、チャッピー検出器は内部にゲイン調整用のボリュームがあるので、便利でした。
さて、iMetryを買うか、チャッピー検出器を買うか・・・と悩んでいる人がいたら参考にしてください。
● 検出感度 ●
チャッピー検出器 > iMetry (シンチが3ccと2ccの違い)
● 分解能 ●
チャッピー検出器では7.5%程度を実測済み。
iMetryは不明。
● ベクモニとの相性 ●
チャッピー検出器 > iMetry (iMetryの出力電圧がかなり低いと想像)
● サポート体制 ●
チャッピー検出器 > iMetry (iMetryは中華製 でしょう)
● 外観デザイン ●
iMetry > チャッピー検出器 (まぁお好みです)
● 梱包 ●
iMetry > チャッピー検出器 (まぁ当たり前です)
正直、放射線測定のマーケットがまったく見えない状況ですが、このくらいのスペックで空間線量の核種を判別するところから、再度出直すのが良いのかな? とか思っています。
2ccの自作回路とプローブで計測した福島の土壌のスペクトルを載せておきます。
(思ったより、分解能は良いと思います)
Cs-134の半減期は2年で、もう直ぐ2年経ちますが、パッと見る限りあんまり変わっていません。
これだけでも分かれば、色々な対策の役にたつんじゃないかと・・・
では、今年もよろしくお願いします。