2012年8月3日金曜日

GM菅の2本使い

以前から書いているように、鉛の遮蔽箱を製作している FUIJapanさん とベクレルモニタの開発を行っているわけですが・・・

検出器をGM菅にして、「いかに安価で正確な計測を行うか」をコンセプトにしています。


写真の下が、ロシア製のSBM-20です。(不良品の為、変形してますが、大きさの違いが分かります)

そして、大きなGM菅を2本・・・これで、SBM-20の約8倍の感度になります。

バックグランドで、SBM-20だと20CPM弱ですが、この2本のGM菅だと、150CPM弱くらい稼げます。(GM菅は並列で繋ぐことが可能です)

2×4 だと BGで600CPM(約10,000/μSv/h)ですから、相当面白いですね。

アルミの遮蔽ケースに入れる事で、β線もカットしますので、空間線量も計測可能です。

もちろん、鉛の遮蔽箱に入れての食料品の測定がメインですが、複雑な計算式と各種パラメータの設定で、土壌やがれきの焼却灰の検査にも使える可能性を秘めています。

シンチレーターとMCA(マルチチャンネルアナライザー)を使ってスペクトルを見るのも良いですが、高価で、繊細で難しいです。

最終形態は、シンチとZERO-1を繋いで、液晶にCs-137の周りのスペクトルを液晶に表示してやる・・・それもサクっと。

しかし、GM菅は「タフ」なところが魅力ですね。温度とかの外部環境にも強いです。

寿命があるといっても、先にコントローラの寿命が来るくらいのものですし。

あとは、カリウム40の問題なんですが・・・なんとなくムフフな感じです。(意味深)


取り合えず、安価にして、全国の幼稚園とかで使って欲しいものです。

今は暑さと電力対策に頑張る季節ですが、「食欲の秋」が直ぐやって来ます。

それまでに、何とかしたいですね。

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